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フランス、シックスネイションズの合宿に招集する31人を発表。

2015/01/16

 フランス代表監督フィリップ・サンタンドレが、2月6日に開幕するシックスネイションズに向けたペルピニャンでの合宿に召集する31人を発表。

 

プロップ

ウイニ・アトニオ(ラ・ロシェル)

エディ・ベン・アルース(ラシン・メトロ)

ニコラ・マス(モンペリエ)

アレクサンドル・メニーニ(トゥーロン)

ラバ・スリマニ(スタッド・フランセ)

 

フッカー

ギレム・ギラド(トゥーロン)

バンジャマン・カイザー(クレルモン)

 

ロック

アレクサンドル・フランカール(スタッド・フランセ)

ヨアン・マエストリ(トゥールーズ)

パスカル・パペ(スタッド・フランセ)

ロマン・タオフィフェニュア(トゥーロン)

 

第3列

ダミアン・シュリ(クレルモン)

ティエリー・デュソトワール(トゥールーズ)

ベルナール・ル・ルー(ラシン・メトロ)

ヤニック・ニャンガ(トゥールーズ)

シャルル・オリヴォン(バイヨンヌ)

ルイ・ピカモル(トゥールーズ)

 

スクラムハーフ

ロリー・ココット(カストル)

セバスチアン・ティルズボルド(トゥーロン)

 

スタンドオフ

カミール・ロペス(クレルモン)

レミ・タレス(カストル)

 

センター

マチュー・バスタロ(トゥーロン)

アレクサンドル・デュムラン(ラシン・メトロ)

ウェスリー・フォファナ(クレルモン)

レミ・ラムラ(カストル)

 

ウイング

ソフィアン・ギトゥン(ボルドー)

ヨアン・ウジェ(トゥールーズ)

ノア・ナカイタシ(クレルモン)

テディ・トマ(ラシン・メトロ)

 

フルバック

ブリス・デュラン(ラシン・メトロ)

スコット・スペディング(バイヨンヌ)

 

  会見で第一に、「11月にうまく機能したグループを変えたくはなかったし、信頼したかった」とし、「だから2番、8番、9番、10番、15番のセンターラインは手を加えなかった」と話したサンタンドレ。

 

 合宿中、2チームでの練習が常に可能なようにと31人という編成にして、右プロップを3人入れた第一列では、「個人練習も足りず、私たちが求めていたものを満たせなかった」としてグザヴィエ・チョッキが外れ、ラシンで好調のエディ・ベン・アルースが入り、首位を争うスタッド・フランセのスクラムを牽引するラバ・スリマニが昨年夏のオーストラリア遠征以来の復帰。予想外の招集となったベン・アルースだが、フォワード・コーチのヤニック・ブリュにとっては、「決してがっかりさせられることはないし、ラシンでの出場時間も今季は格段に増えている。1年半前から見続けてきて、選手として国際舞台で戦うために必要なものを全て備えている。準備はできてるよ」と不安はない。怪我から復帰し以前のレベルを取り戻しつつあるフッカーのディミトリ・ザルゼウスキーが外れたことに関してサンタンドレは、「32人呼んでいたら、ディミトリを呼んでいたよ」とし、「チームのシステムをすでに完全に熟知している」ザルゼウスキーではなく、カイザーとギラドをチームによりフィットさせるために優先したことを強調した。

 第2列と3列に関しては大きな変更はなし。肺の病気にかかっていて最近復帰し、いいプレーを見せるルイ・ピカモルが7ヶ月ぶりの再召集。

 ハーフ団に関しては、11月のメンバーを変えることなく、スタッド・フランセでモルネ・ステインを完全にベンチに追いやった23歳のスタンドオフジュール・プリソン、以前は常連だったモルガン・パラ、マキシム・マシュノーは選に漏れた。低迷するチームを反映してカストルでのパフォーマンスが冴えないタレスとココットにこだわり続ける首脳陣には疑問が残る。ロペスが次のシックスネイションズで及第点のプレーを続ければ、ワールドカップ切符は確定。あとは現在怪我で長くグラウンドを離れているがワールドカップ前には復帰できるフランソワ・トランデュックとフレデリック・ミシャラクの扱いがどうなるか。

 1年半前に代表招集されたものの結局キャップを得ることなく終わったフィジー出身のナカイタチ。今シーズンはディフェンスの質も向上し、競争激しいクレルモンでスタメンの座を獲得。今回は念願の初キャップが期待できる。シーズン当初からトゥーロンで出色のプレーを見せ続けるマキシム・メルモズが外れ、代わりにレミ・ラムラが呼ばれたことについては、バックスコーチのパトリス・ラジスケは「マキシムはベンチ要員の時にその不満を見せる傾向がある」と指摘し、サンタンドレも「5日間だけじゃない。2ヶ月半の準備も含めて、ワールドカップは4ヶ月に渡る共同生活だ。精神的に強い人間が必要なんだ」と、選手としての質だけでなく、チーム全体が最もうまく機能するための人選をすることを再び明言。

 

 監督就任以来低迷が続き辞任の噂まで流れたサンタンドレ、秋のテストマッチではオーストラリアを接戦の末競り落としたこともあり、暗かった表情にやっと元来の柔和な笑顔と軽いジョークが戻ってきた。この明るさがいつまで続くのか、トリコロールの初戦は2月7日、ホームのスタッド・ド・フランスにスコットランドを迎える。

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