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Pro12(プロトゥエルブ)

 アイルランド、スコットランド、ウェールズ、イタリアの4カ国のクラブチームから構成されるプロリーグ。参加クラブ数は、各国4、2、4、2の計12クラブからなり、イングランドのプレミアシップ、フランスのトップ14と並び、3つあるヨーロッパの主要プロリーグの1つ。冠スポンサーの名を加えたRaboDirect Pro12が現在の正式名称。以前はセルティックリーグの名で知られていた。他の2リーグに比べ経済的に劣り、近年の主力選手のプレミアシップ、トップ14への流出もあり、両リーグとのレベルの差は否めないが、トップクラブのレンスターは2009、2011、2012年にハイネケンカップを制し、2013年にも欧州チャレンジカップを制すなど、アイルランド勢のヨーロッパシーンでの躍進は目覚ましい。

 

 9月から5月までのシーズンの間、各チームがホームアンドアウェーの総当たり戦を行い、上位4チームがノックアウト方式のプレーオフに進む。準決勝は1位チームと4位チーム、2位チームと3位チームによって行われ、シーズン1位チームが選んだスタジアムで決勝が行われる。勝利4ポイント、引き分け2ポイント、負けは0ポイントとなり、4トライ以上マークした場合には1ポイント、7点差以内の負けにもボーナスとして1ポイントが与えられる。他リーグとの大きな違いは、降格がないこと。欧州カップ戦の出場枠数は国ごとに割り振られており、Pro12内においては、アイルランドとウェールズのそれぞれ上位3クラブと、スコットランド及びイタリアの2クラブには自動的に翌シーズンのハイネケンカップの出場権が与えられ、残りの2チームが欧州チャレンジカップに回る。

 

 元々は各国のラグビー協会がそれぞれ国内リーグを運営していたが、1999-2000年シーズンにウェールズの1部リーグにスコットランドのエディンバラとグラスゴーが加わり、ウェルシュ・スコティッシュリーグが生まれる。2001年にアイルランド、ウェールズ、スコットランドの各ラグビー協会が合意に至り、2001-2002年のシーズンより、現在のPro12の前身にあたるセルティックリーグが始まる。以降、チームの増減、フォーマットの変更、2010-2011シーズンのイタリアの2クラブの編入を経て、現在の形に至る。

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